こんにちは、エミーユです。
皆さーん、この話題はご存知ですかぁ?
日本が世界に誇る映画「るろうに剣心」が10/5より開催中の釜山国際映画祭のオープニングムービーとして上映されました。
5日の上映前には大友啓史監督と佐藤 健くんが舞台挨拶をされ一緒に映画も観賞されたとか。
パープルのジャケットにやさしく身を包んだ健くんは韓国語で「この映画を楽しんでください」とあいさつし、韓国でも黄色い歓声を浴びて迎えられたそうです。
あぁ、いつの間にか海の向こうでも人気者。
韓国でのロードショー公開は11月の予定ですが、次の映画祭はスペインで行われるシッチェス・カタロニア国際映画祭でのコンペティション部門での上映です!
すごいよ、正式上映だよ~!
スペイン人にもきっとウケるはず。
どんどん人気が出ちゃう健剣心、ますます手の届かない存在になられてしまいますわね~。
さて、そんなこんなでエミーユまだ「るろ剣」観賞は6回。
昨日は主人に「たまには別の映画でも観よう」と誘われ家族3人で「踊る!大捜査線THE FINAL 新たなる希望」を観に行ってきました。
熱心な「踊る」ファンではありませんが、第1作目の「THE MOVIE」から観てます。
15年の時を経ていよいよ「FINAL」。
青島刑事もすみれもそれなりに年とっちゃったもんねぇ。
今回の映画化に際しては制作サイドのフジテレビは昼のドラマ枠で再放送をし、青島俊作のSide StoryをNOTTVで流すなど注目度を高めてきた。
どうやらSide Story での伏線(?) ラストが本映画の冒頭につながっているらしい。
青島とすみれが佃界隈の商店街で夫婦としてから揚げ屋を営んでいる。
誰からも親しまれ、相談にのる気さくなオヤジに成り果てている青島刑事とそんな彼を「シュンちゃん」と呼び、ダメ亭主扱いする肝っ玉母さんのすみれというコメディタッチは、あまりにも奇抜すぎて「ひょっとしてコレ夢オチじゃないよねぇ」と展開に不安を覚えた。
が、犯人逮捕の流れでは部下の和久(伊藤淳史)にトレードマークのいつものコートを手渡されると誰もが知るあの青島刑事に戻っていた。
ここでオープニングテーマが流れ、過去15年の映像が登場人物にリンクし、時の流れを感じさせながらファンの心を一気に「踊る」の世界に煽っていく。
ココ、良かったよね。
日本人が好きな「男はつらいよ」のオープニングを彷彿とさせる「あー、いつもの青島刑事ね」みたいなノリ。
寅さんの場合は必ず夢オチで懐かしくなって柴又に帰京するって流れでしたが。
なんかね、思い出しちゃうのよね。自分の15年前を。
この映画が封切られた1980年代後半、この映画を観た友達がコーフンしてメールしてきた。
「日本映画もここまで来たか!ゼッタイ見てね、踊る!」と。
「私もきょう同じ渋谷で観たよ、踊る!」。
よくよく話を聞いてみたら同じ日同じ渋谷で映画を観てはいたが、彼が見たのは渋谷パンテオンの「踊る大捜査線」。
私が見たのはシネマライズでロングラン上映していたインド映画の「ムトゥ 踊るマハラジャ」のほうだった。
話がちと逸れました。
コメディタッチから入って、徐々に事件が起こりシリアスな展開に入っていく。
でも、お定まりのスリーアミーゴたちが出てきたり、ちょいちょいコメディ要素が入り・・という硬軟取り混ぜての展開はこの踊る大捜査線ならではのシナリオだ。
その中で警察組織の内部不祥事の隠ぺい体質やら今回は会議予算も減らそうとする中でのビールの大量発注ミスの隠ぺい(?) も絡み、笑いつつシリアス。
この不思議な感覚はテレビドラマからずっとだよね。
事件解決だけに目を向けず、警察組織の企業体質みたいなものをリアルに描きつつ、そこにあるのは物凄い壮大なフィクションなのだ。
リアルなんだけど作りモノ。
そこいらへんを肝に銘じて観ていれば、ラストの「エーーーーッ!ありえないでしょ」な展開も、いやここは「踊る大捜査線」なんだからあるんだ、とゴーインに自分の胸に収められます(笑)
とにかく笑いながら観れて、そして観客と一緒に年取ってきた青島刑事や恩田すみれを観ることが作りモノでありながらもリアルな心への響き方がして、最後はやっぱりジーンとしちゃったかな。
「正義は心に秘めておくぐらいがちょうどいい」
きょうもどこかで青島刑事は現場で街の人のために働いている、と思わせてくれる「THE FINAL」でした。
今週は、今週はもう一回「るろ剣」に行くからね~。
織田裕二に浮気しちゃってごめんね~、剣心~。
最近のコメント