びよういんとびょういん
こんにちは、エミーユです
うちの5歳児の息子の話。
言葉の露出が少ないと心配された3歳のころ、せっせと読み聞かせしていた絵本があります。
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・ぐりとぐら ・おおきなかぶ ・おおかみと七ひきのこやぎ |
この3冊は今もなお大好きで近ごろは夜寝るときに自ら音読しております。
「おおきなかぶ」は私も小学校の時に昼休みの放送でよく流れていて記憶しています。
「ねずみがねこをひっぱって、ねこがいぬをひっぱって、いぬがまごをひっぱって…」と果てしなく続いていくところが好きでしたね~。
「ぐりとぐら」はフジテレビのドラマ「マルモのおきて」でも双子ちゃんがお母さんに焼いてもらって喜んでいた大きなたまごのカステラが出てきます。
絵だけどとってもおいしそう。
私はコレと並んで「ちびくろさんぼ」のラストが大好きでしたね。
ほら、トラがバターになっちゃって最後にさんぼの一家がたっくさんのパンケーキを食べるシーンですよ。
息子はこの3冊の中でも「おおかみと七ひきのこやぎ」が大のお気に入り
どこがおもしろいの?とたずねると
「おおかみがどぶんって死ぬところ」なんだそうで
台詞もリアルに書かれておりますよ。
仔やぎのかわりに石を詰め込んだお腹の重さで水を飲みにきた井戸にまっさかさまに墜落してオオカミは死んでしまうんですね。
それを見た仔やぎとお母さんやぎは大喜びで井戸のまわりを「おおかみ しんだ! おおかみ しんだ!」とはしゃいで踊る、というラストシーンです。
残酷なグリム童話ならではの衝撃のラスト(?) ですねー。
子どもの読むお話というのは”善”か”悪”か、と話を単純明快にするために得てして残酷になってしまうものと思われます。
日本の昔話だって「かちかち山」とか「舌きりすずめ」とかドッキリするほど残酷なものが多いですもんね。
うちに持ってる絵本のほとんどは福音館書店のもので初版がいずれも1960年代。
私が読んでた時のものと一緒?!
だからか、訳が古い気がします。
本「はくぼくを たべて こえを きれいにしました」
息子「はくぼくってなぁに?」
母「まぁ、チョークのことかな」
読みながらこんなやりとりが続くわけです。
息子の語彙力にもまだまだ問題がありますがね。
先日も「美容院行ってくるから」と出かけようとすると
息子「痛いの?がんばってね」と言う。
「痛くないよ、髪の毛切るだけだから」と言ったら
息子「注射しない?」と言う。
ははぁ、びよういんとびょういん の違いがわかっていないのだな。
息子は床屋さんに行ってるから美容院の存在を知らないのかもしれません。
私が4、5歳のころのお気に入りだった絵本は、
「ウイリアム・テル」 「きたかぜとたいよう」 「ちびくろさんぼ」 の3冊でした。
もう持っていないけどいまだに頭に乗っけたリンゴの絵をリアルに思い出せます。
幼少時の記憶ってのちのちまで続くものなんですね~。
そう思うとどんな本を読ませらいいか重要なんだろうな、と改めて感じます。
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