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催事・観劇

『殺風景』@Bunkamuraシアターコクーン

こんにちは、エミーユです

昨夜、久しぶりに渋谷は道玄坂をのぼりBunkamuraシアターコクーン にて観劇してまいりました。

演目は『殺風景 』。

決して明るいストーリーではありません。

舞台は平成16年と昭和38年~43年を行き来し、主人公の殺人者 稔(Hey! Say! JUMP の八乙女光)の過去と現在をえぐるように描いていきます。

八乙女くん演技上手ですね。
テレビの「美男ですね」 での演技しか観たことなかったけど、台詞や立ち回り・間の取り方など舞台役者としてしっかり映えていました。




私のお目当ては劇団 「ナイロン100℃」所属の大倉孝二さん。

1995年からほとんどの公演を観ています。



彼の喜劇性とでも言いましょうか、長身でぬぼーっとした外見から
繰り出される肉厚な台詞は予定調和にならない面白さ・滑稽さがあるのです。


同じ登場のしかたで同じ台詞を発したとしても
大倉孝二が演じなかったら全然おもしろくないだろうな、と思うことは多々あり。


彼が出てきただけで笑えるときもある。

最近ではドラマ「ダンダリン-労働基準監督官」とか映画「陽だまりの彼女」などにも
出演していますのでご存知の方も多いことでしょう。

Sappukei


http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/14_sappukei/index.html

(写真左から荻野目慶子さん、八乙女光さん、西岡徳馬さん、大倉孝二さん)



今回は主役 稔の兄役 直也を演じている大倉孝二さん。

どこか殺人一家の長男という位置に馴染めず、一歩距離を置こうとする直也。
その秘密は後半で明かされます。




「殺風景」とは、コトバンクによれば
「おもしろみも飾りけもなく、興ざめがすること。また、そのさま」

とあります。


しかし、文字通り「殺し」をする「風景」を見せられていたことに
徐々に舞台を観ていて気づく。


全篇、福岡県大牟田弁で語られる台詞。

次第に観客にもその男社会の土臭い感じが伝わり、
もちろん殺しを正当化するわけじゃないのだけれど
終盤ではすっかり この殺し一家に感情移入してしまっています。


殺人の動機はいたって単純、隣の奥さんが貸した金返せ!とうるさいから。

しかも唐突に「殺してやる」と言い始める母親(荻野目慶子)に
「牛乳買ってきて」---「いいよ」 的なノリであっさり賛同してしまう家族。



首を絞める、拳銃で発砲する、川に沈める、遺体を隠す

そんな非人道的な行為をまざまざと見せつけられイヤァな気持ちが
どうどうと沸いてくる。


そこには貧困や無知が負のループを作るように抗いきれない一家の過去が
度重なり描かれ、何とも悲しく切ない気持ちにさせられるのです。


脇を固める役者も演技派ぞろいで安心して昭和38年の炭坑の町にワープできます。
舞台で拝むのはこれが3度目のキムラ緑子さん。
どんな役でもさらりとこなす感のある江口のりこさん。

舞台女優として、どの角度からでも楽しませてくれるお二人です。


やっぱり舞台の醍醐味って 生だから発せられる温度や匂い、そして
観客と演者との間の空気感みたいなものだと思うの。

それをあのシアターコクーンの広くはない空間でめいっぱい味わうことが出来て
昨夜は夢見心地なシアワセなひとときでした。

国立ボリショイ動物サーカス2012

こんにちは~エミーユですウインク

 

 

昨日は有明コロシアムで開催中の『国立ボリショイ動物サーカス2012』に行ってきました~犬

「国立」と銘打ってるからには、このサーカス 由緒あるロシアの国立サーカスなのです。

日本での歴史も古く、1958年から各地での公演が開催されてきました。

 

毎年、従姉がこのボリショイサーカス東京公演のロイヤルシート(\6,500)チケットを格安で入手してくれるので今年は友だち一家も誘って6人で観てきましたよ。

14:00~の昼の部で行ったため、道中が暑くてね~晴れ

駐車場から会場まで息子は扇子で遊びながら、パパは首から下げたタオルで汗をふきふき歩いてます。

 

入場口での1枚。

 

中に入って冷房がガンガンきいてたので生き返りました~しおれたバラバラ

 

会場内は撮影禁止のため、残念ながら写真がありません。

こちらは開演前の1枚。

DSC_0380

DSC_0381

中央の赤い円が舞台です。近いでしょ。

 

「ボリショイ」っていうのはロシア語で「偉大なる」 という意味だそうですよ。

だから直訳すれば偉大なる動物のサーカス ってことになるのかな。

 

ワンちゃんから始まってネコちゃん、ヒョウ、クマ、ゾウ とたくさんの動物が出演しました。

また、ボリショイサーカスは芸術性も高いため、音楽に合わせたチームのダンスなどもきれいに揃っていて一緒に行った友達はそちらのほうが気に入ったと言ってましたね。

 

空中アクロバットや空中フラフープなど高く吊るされた状態での演目も多くてドキドキ・ハラハラ。

高所恐怖症の主人は空中ブランコのメインとなる演目で手の中がニュルニュルするほど汗を握っちゃったそうです(笑)

 

15分休憩をはさんでトータル1公演2時間弱というところでしょうか。

休憩直後前半部の盛り上がりはやはり空中ブランコです。

何しろロイヤルシート=桟敷席なものですから、演者との距離激近!

空中ブランコに至っては首をかなぁり上にあずけて見物しなければなりません。

音楽やドラムに乗ってクルクルと宙を舞ってブランコに着地っていう場面は何回見てもドキドキさせられるのでした。

 

一度、もっとも高い位置からのジャンプで女性が男性にうまく掴まりきれず落下するという場面もあり会場から「ひゃ~あくび」と叫び声が響きましたが、落下防止ネットが敷いてあるためもちろん演者の身は安全でしたよ上矢印

それでもネットがなかったら命にかかわる高さ、やっぱり見ているだけでハラハラ~失恋

 

そして後半のクライマックスは今回はゾウのパフォーマンス。

2頭の愛らしいゾウが出てきて、片足立ちをしたり、ご自慢の長い鼻に人をのっけて1回転したり、ゾウがゾウの下をくぐったり。

言葉で書くと大したことなさそうなんだけど、ゾウってやっぱり大きいからさ、その一挙手一投足(?) 迫力があるのだわ~。

小っちゃいお子ちゃまたちは「ダンボ」だ~と言ってました。まさにサーカスのゾウ=ダンボですよね。

 

一昨年行った際のメインはトラとライオンのショーだったんですよ。

燃え盛る炎の輪っかをトラがくぐるというサーカスの十八番みたいな芸。

あれも間近でみるとかなりの迫力で驚いちゃいます。

ボリショイのマスコットになっているクマさんの綱渡りなんかもありました。

2年前、観に行ったボリショイサーカス

 

こちらは、今回購入したボリショイグッズ。

観ているときに3色に光るライトスティック(左下)を振って応援するのがボリショイ流です。

 

BOLSHOI_CIRCUS2012

最後にボリショイのキレイどころお姉さん方とクマのマスコットMASHAと一緒に記念撮影しました~ウインク

 

東京での公演は8/12まで。その後8/15~は大阪府立体育館にて開催されるようですよ~。

当日券もあるのでお近くの方は是非!

 

そうそう、ちなみにコロシアム内で500mlペットボトルを買ったら250円も取られました。

水分は事前、販売機で購入しておきましょう!

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